善玉菌が減る!?糖質抜きダイエットの落とし穴とは




糖質を制限するダイエット。
ご飯やパン、麺類などの炭水化物を摂らないダイエットです。
肉や魚などは食べてOK!ということでわかりやすく、比較的取り組みやすいダイエットですよね。

ですが、思わぬ注意点もあるようです..。

目次

糖質抜きダイエットー概要ー

糖質抜きダイエットの方法は?

簡単かつ効果的でかつて大ブームとなり、もちろん今も多くの方がトライするダイエット方法です。

基本は簡単で、単純に「お米」「パン」「うどんなどの麺類」「イモ類」などの炭水化物を摂らないというダイエットです。これら以外は原則なにを食べても良いことから、空腹感も抑えられやすいダイエットとも言えます。

なぜ糖質抜きダイエットって痩せるの?

炭水化物は糖質と食物繊維で構成されます。

糖質は過剰に摂取してしまうと血糖値も併せても上がってしまいます。血糖値を抑えるために膵臓からインシュリンが分泌されますが、そのインシュリンも分泌量が多くなってしまうと血中の糖分を体脂肪に変えてしまいます(=太る)

糖質抜きダイエットは糖質を摂取しない=インシュリンの分泌量を減らすことで、脂肪をため込まない効果的なダイエットと言えるのです。

糖質抜きの落とし穴「腸内環境に良くない」

糖質制限ダイエットはたしかに痩せるダイエット方法と言えます。

たしかに痩せるのですが、腸内環境に良くない一面がありますので要注意です。

実は糖質はただ太る要因の一つというだけではないんです。

糖質は善玉菌のエサでもあるのです。善玉菌が増えず、悪玉菌とのバランスが不利になってしまうと腸内環境が悪くなり、便秘や下痢を始め様々な不調の要因となり得ます。

ですので、無理な糖質抜きダイエットはやめておいたほうが無難でしょう。

また、善玉菌を減らしてしまうというポイントから考えてみると...

糖質制限を目的として主食を制限することで、同時に「食物繊維の摂取量も減ります」

すると便秘になりやすいカラダになってしまうのですね。

【糖質制限ダイエットの悪循環】

糖質制限ダイエット

 ↓

糖質摂取量が減る(食物繊維量も減る)

 ↓

善玉菌減少・悪玉菌増加

 ↓

便秘(や下痢)になる

 ↓

腸内環境が悪化する

 ↓

様々なカラダの不調が出る

また、炭水化物は筋肉を作るもとでもありますので、極端に制限してしまうと筋肉量の低下と併せて基礎代謝の低下を招くことで余計なエネルギーをため込んでしまう痩せにくいカラダになってしまう可能性もあります。

糖質制限ダイエットをする場合は、「無理して行わない」、ご飯などを抜く分「他の食べ物から食物繊維を補う」ことを意識しないといけません。

痩せ菌(善玉菌)を増やしてくれる炭水化物食品がある?

腸内には様々な菌があります。

一般的に、「善玉菌2割・悪玉菌1割・そのどちらでもない日和見菌7割」という割合が健康的(痩せ型)な人の数値とされます。

極力この数値に近づけることが理想です。

そこでポイントになるのが「レジスタントスターチ」と呼ばれる難消化性でんぷんです。

レジスタントスターチと痩せ菌が腸内で出会うと、短鎖脂肪酸を作り出されます。※短鎖脂肪酸は酢酸、プロピオン酸、酪酸…etc のことを言い、様々なエネルギー源となったり、有害菌の増殖を抑制してくれるなどカラダにとって有用な働きをしてくれているようです。

レジスタントスターチは

・冷えたご飯

・冷製麺(うどん・そば・パスタ・春雨他)

・茹でて冷やしたカボチャやジャガイモ(サラダなど)

・茹でて冷やした豆類

・若いバナナ

などの冷たい炭水化物に多く含まれます。

また、発酵食品や海藻やゴボウや玉ねぎなどの野菜などにも同様の作用がありますね。

上手に炭水化物と付き合うことで健康的に痩せるカラダにしたいものですね!

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