油抜きの食事はダイエットの妨げになるって本当?




油は太るからダイエットの敵!

果たしてホントにそうなんでしょうか。

油なしにするとなんだか物足りない料理ってたくさんありますよね。

なんとかならないかな…ということで検証してみます。

目次

油ゼロ食事は逆にダイエットの妨げに

油=ダイエットの敵! 

実はそうでもないようです。

いえ、逆に、油(脂質)はカラダに必要な栄養素なのです!

例えば便をスッキリ出すには、酵素や食物繊維それから水が必要です。

そこにもうひとつ必要なモノ。それが適度な「油」なのです。

繊維で固形化された便をスムーズに動かし、スッと排泄してくれます。

また、便のカサ増しをしてくれますので、腸内に残った便の押し出しがスムーズになります。

「油抜きダイエット」が話題になったりしますが、油ゼロでは腸内の環境が悪くなることで代謝が滞ります。つまりは油ゼロはダイエットの妨げになるということです。

油(脂質)の大事な役割

脂質は三大栄養素のひとつです。

カラダにとって大事なエネルギー源です。

寒い地域の人々は脂質を多めに摂取することで体温を適温に保つことをしています。

寒さでエネルギーが多く消耗しますからきちんと補う必要があるためです。

なぜ油が良くないと言われがちなのか?それは「摂りすぎ」に他なりません。

脂質は摂りすぎると脂肪になるんですね。だから油=太るのイメージがついてしまっているわけです。

ですから良質な油を適度に摂るようにしましょう!

それから、脂質には細胞やホルモンを生成する役割もあります。脂質が不足しそれらが十分に行われない油切れのカラダはいろいろなところに歪みが出ます。

髪の毛はパサパサ、肌はガサガサ、便はガチガチ・・・これ、油不足かも。

自転車だってチェーンに潤滑油をさすとスムーズに動くようになりますよね^^

「良い油」と「悪い油」

適量の油は健康維持のために不可欠!ということはご理解頂けたかとおもいます。

ただし!油にも摂って良いものと悪いものがあります。

これを抑えておけばよりGood!です。

ポイントをまとめます。

できれば取りたくない!NG油

【酸化した油】

どんな種類の油であっても古くなってしまった油を摂るのは避けましょう。

長い時間に渡り光や空気にさらされた油や使い古された油はカラダに有害な過酸化脂質を生成してしまいます。過酸化脂質はお肌ガサガサのもとになったりととにかく不要なものです。

スナック菓子や作って長時間たった揚げ物なども出来るだけ食べないようにしましょう。

【マーガリンやショートニング】

マーガリンやショートニングは植物油を加工して作られた人工的な食品です。

カラダの中では代謝されませんので出来るだけ摂らないようにしたいです。

また、摂りすぎると最悪の場合、脳梗塞など重大なリスクのもとになるとされる「トランス脂肪酸」が含まれいるのも厄介です。

少量なら大きな問題にならないとの報告はありますが、毎朝マーガリンべったりのトーストを食べている人はちょっと改めたほうが良さそうです。

どうしても必要な場合はトランス脂肪酸が少ないものを選んだり、バターで代用可能ならマーガリンはやめるなどしたほうが良さそうです。

使い分けよう普段の油

【コーン油、サラダ油、大豆油】

これらは、心疾患やアレルギー疾患、免疫疾患の要因となる「リノール酸」が多く含まれている油です。摂りすぎに注意しましょう。

リノール酸は豆類やナッツなど普段よく取り入れているものですので、料理に改めてコーン油、サラダ油、大豆油を使うのは避けたいです。

【キャノーラ油、菜種油、オリーブ油】

これらは、コレステロールを低下させてくれるオレイン酸がたくさん含まれる油です。

酸化しにくいことでも知られます。ですので揚げ物や油を多めに使う炒め物にはもってこいです。

【エゴマ油、シソ油】

これらは、リノール酸の悪い影響を緩和してくれるαーリノレン酸を多く含んでいます。

ただし、比較的酸化しやすい油ですのでサラダドレッシングなど加熱しないでつかうのがおススメです。

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